「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

こんなことを書いているうちに思い出したのだが、えらい昔に考えたお話の脇役に、今の言葉で言えばMtFな子がいた。


コンセプトは当時の言葉でいえば「ガリ勉のオカマ」。
ひどい言葉だが、もっとひどいことに、このふたつがミスマッチな感じがするので組み合わせると面白いだろうと考えていた。小学生の頃から「これとこれ組み合わせると面白い」と、例えば、モダンバレエを習いつつ学習塾通いをしていたのを自分で面白いと悦に入っていた変なガキだったので、その流れだろう。
転校してきた中学生の女の子が主人公で、主人公と最初に仲良くなる子、という役どころだったはず。
「彼女」は、私服の高校に行きたくて、でもその高校が難しいから一生懸命勉強してる、という子だったと思う。あ、あと日舞を習ってて、主人公が恋する男の子(日舞の家元の息子でもと子役、という設定をくっつけたと思った)の親のお弟子さん、だった気が。
それくらいしか思い出せないんだけど。

今この子を書くとしたら恋愛面も書くだろうけど、男の子と女の子、どっちを好きになるか迷うだろうな。なにせMtFさん、半分半分なんだもん(何故だろう? 今のとこ、プロフィール読んだ人は女性派のほうが多いかも)。まあ、普段なら「どっちも」と考えるのだろうが。

もうひとつ思い出した。新井素子の「……絶句」。これに出てくる拓ちゃんも、今の言葉で言えばMtFだと思う。女の子のカッコして違和感ない子だけど背は結構高くて、言葉も女性言葉で。一郎さんに想いを寄せてたような。このふたりの関係は、話の本筋じゃなかったけど。
とりあえず貼っとく。

…絶句〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

…絶句〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)