「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

そういえばこんな本も読んでたな、という第3弾。
「ジュンジョー学園物語」という1991年秋に白泉社から出た本なんですが。
1990年前後っていうのは少女小説の華やかなりし頃で、わたしもたくさん読んでました。その頃の記憶が私の今の文体を作っているといえます(しっかし、若いときから「独特の文章書くね」って言われるのなんでだろ。そんなにクセあるかな? 最近じゃ、ここへ遊びに来てくださった佐倉智美さんにもそんなこと書かれてたよな。うちの母なんか一度「この文章から登場人物の職業当てて」という目的で「ガールフレンズ」の冒頭読ませたら「あんたの文章嫌い」とかぬかしたもんな)。まあ、91年になると堀田あけみをよく読むようになるのですが。

ジュンジョー学園物語

ジュンジョー学園物語

はまぞうやったらあったよ(笑)。
この本が、大阪の女子高に通う高校3年生4人組の話なんだけど、そのうちの一番ののっぽ美人が「元」男の子なんだな(あと、女子高生にして経産婦でスナックのママ・外見ロリ系ってのと、夢見る乙女、食べるの大好き太目ちゃん、てとこ)。
太めちゃんとトランスジェンダーちゃんがイトコで、太目ちゃんの母がモデル事務所をやってるところから4人に危ないアルバイトの話が来る、という話。トランスちゃんの男だった頃の親友に太目ちゃんが恋しちゃったりなんかして。
80年代、90年代。さりげなくすごい話が発売されてたんだなあ。
ちなみにこの本を読んだのは、「未婚の母=シングルマザー(ホントはこの語を使うべきなんだろうけどこの語だとバツイチママさんも入っちゃうのよね)」が出てくるからです。シングルマザーには高校の頃から興味持ってました。だからわたしの話にはそういう人たちが時々出てきます。花井愛子が神戸あやか名義で出した本買って読んだのだってそれがきっかけだからね。

そういえば。
たまに、異性装して異性だらけのところへ入り込む漫画あるけど(「花ざかりの君たちへ」とか「風光る」とか)、よく上手くやっていけるよな、と最近不思議に思ってしまうのでした。