「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

ぬいぐるみは見た!について

過去の自分を振り返ることが続いている昨今ですが、サイトが復活したので過去に書いたものを見てみました。特に「ぬいぐるみは見た!」を。
語り手のぬいぐるみが「ホモ」だの「オカマ」だのと言ってますな。
これを書いたときの自分に差別意図はなかっただろうか?
でも他の表現をするのも何か違う気がする場面な気がするのは私だけだろうか。
「ゲイ」とか「トランスジェンダー」とか専門用語? 使うとカジュアルさがなくなるというか。そんな本格的なものじゃないと言うか。「トランスジェンダー」なんて字数も取るし。「ハニー&ハニー」で「トランスさん」という表現してたけどそれもまた専門用語っぽいしな。難しいなあ。そんな専門用語、基本的に字を読めないぬいぐるみが知るわけないじゃないの(「字が読めない」「知識は周りの人間の会話と仲間たちとの情報交換から」というのがこのお話の設定です)。
居直っちゃおうかしら。
まあほとんど2004年以前に書いたものだし。


「ぬいぐるみは見た!」を最初に褒めてくれて、「シリーズにしたら?」と薦めてくれた友達とは、仲違いして疎遠になってしまったけれど、あまり調子がよくなく、2000年晩秋から心療内科通いを始めて以来の不調からのリハビリのような感じで書いてたシリーズなので思い出深く、個人的にそこそこオリジナリティもあるような気がするので、かなり好きな作品です。
もう新しいアイデアは浮かばないけど、いつかきっと同人誌にしたいとは思っています。表紙もらってあるしね!


あ、今気づいた。あのニワトリのぬいぐるみ(「ニワトリ危機一髪!」の語り手)、ホモフォビアかも。話自体は好きなのになあ。
本来ものを考えないものに物を考えさせるからこんなことになるのかしら。
まあ、書いたときの私より今の私は成長しているはずです。
「そういう」キャラクターなんだ、ということにしちゃっても、なあ……。


少なくとも89年の私が何らかのホモフォビア的なものを持ってたのは確かです。ひょっとしたらまだどっかに残ってるかも。気をつけなくては。「風と木の詩」もそれで大人になるまで読めなかったし(高校2年のとき立ち読みして吐きかけたことさえある)。
まあこういうことに対する自分の立ち位置がどういうものになるのかはわからないけど、人に不快を与えないようにしていけたらそれでいいのかもしれませんが、子供の頃から暴言を吐いてた私としては難しいことなのかもなあ(それで今でもあたしを憎んでいる人いると思う)。

honey & honey

honey & honey

あ、2005年に「空気」というテーマで書いた雑文が載っているので読んでみてください。下のサイトです。出したとき男性の編集さんに「なんか身につまされる」とか? 何とか言われたような。

http://otokoto-magazine.com/